2011年2月アーカイブ
知り合いから、こんな質問を受けました。
友達 「何で、漂流号って結構派手に電気使ってるのにバッテリー上がらないの?車内の照明ついてるし、オーディオ掛かってるし。」
漂流 「大丈夫よ。この程度の消費電力なら。」
そのときサブバッテリーから使っていたのは、
12v車内蛍光灯 8W x 2灯 16W
仮付けしてテスト点灯していたLEDユニット3モジュール 0.72W X 3個 2.16W
ということで、20Wi以下。電流値で計算すると1.66A
漂流号のバッテリーは65Ahなので、単純計算で39時間付けっぱなし出来ます。
ちなみにオーディオは、iPodと接続する電池タイプのスピーカーだったので除外。
友達「うちのだとテレビ付けると2時間ぐらいで上がっちゃうよ。」
漂流 「へ?2時間でバッテリー上がる?それはちょっとおかしいよ。」
ということで詳しく聞いてみると、
サブバッテリー
↓
インバーター
↓
ACアダプター
↓
テレビ
という構成になっていました。
確かにこれだとすごく効率悪いよなあ。
テレビ自体がだいたい40W程度だったのですが、インバーターとAC アダプターを介しているのでその分のロスが約20%づつ発生しています。
40W / 0.8(インバーターの効率) / 0.8 (AC アダプターの効率) = 62.5W
実に1.5倍以上の電力が必要。
その分余計にバッテリーに仕事をさせている訳なんですね。
そのことよりも驚いたのは、その友人が、インバーターやAC アダプターの効率が100%だと思ってたこと。
私からするとインバーターやACアダプターにロスがあるのは当然なんだけど、意外と知られていないのねえ。
バッテリーって、所詮、電気を貯めておく入れ物だから、電気を使うと空になります。
それをなるべく待たせようと思ったら極力無駄のない効率的な使い方をする必要があります。
友達の場合、テレビの電源電圧は12Vでした。
サブバッテリーの12Vをわざわざ100Vまで上げて、それをもう一度12Vに戻すという手間の掛かることをやっていたわけです。
まあ、確かに、この方法だと効率が悪いのですが、一つメリットがあります。
それは、AC アダプターから出力される電気の品質が良くなるってことです。
車の電源12Vっていうのは実はすごくノイズだらけで、電圧変動も激しくて、精密電子機器には厳しい環境なのです。
ですからそれを考慮された製品、つまり車載キットのある製品であれば安心して使えるわけですね。
漂流ハイゼットがおすすめするのが、車載用12V製品です。
実は意外と12V製品というのはたくさんあって、
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上で紹介した物はごく一部ですが、こうやってみてみるとかなりいろいろな物が12Vで使えます。
中には消費電力の大きい物や、作動音のうるさい物などもありますが、一応こんな物があるというのが分かっていただければ十分です。
「12V カー用品 電気毛布 」などで検索すればいろいろ出てきますよ。
サブバッテリーの大きいのを2個とか3個とか積んで高価な正弦波のインバーター積んで100Vの製品を使わなくても十分だと思いませんか??